休業日【溝口】

旅館で休業日を設ける動きが広がっているそうです。宿泊関連の仕事は「休みにくい働き方」などが響き、人手不足が続いているそうです。

複数の施設を持つ旅館では、予約対応や問い合わせに支障が出ないよう各施設の休業日を重ねない。従業員が複数の業務を担えるよう教育。日帰り客向けサービスを充実させることで採算を確保。稼働率が低い日を休業し、光熱水費を削減する。などの方法で、各旅館は対応しているようです。

 

休日と休業日の関係性なのですが、自分が休日でも業務が進んでいると「休んだ気がしない」という問題が発生します。これは部下が増えるほど大きくなる問題で、グローバル展開する企業などでは、どう対処しているのだろうと感じるほどです。

そのためIT化が進み、極小時間まで業務に投入できる現代では、リーダー層の精神健康度の向上に、休業日の設定は大きく寄与すると考えられます。

 

心労と責任範囲により給与の増減が決まるのであれば、休業日が増えることにより給与は減少します。とはいえ「休業日の増加=給与の減少」では理解が得られ難いため、時間当たりの作業量を増やす、時間当たりの単価を高める、などの方法で生産性を高めることで、給与額の確保が必要になってきます。

 

好景気のため被雇用者を奪い合っており、従業員の確保と言う命題のもと休業日が設定されているように見えますが、廻りまわって、リーダー層確保の意味合いも大きいように思えます。生産性を高めないといけませんね。

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