住宅ローン【溝口】

若い世帯が低金利を背景に、持ち家志向が高くしており、住宅ローン残高を増加させているそうです。賃貸住宅の家賃より、低金利および住宅ローン減税を利用した持ち家の方が、月々の支払いが安くなるという試算もあるそうで、持ち家を購入する世帯が増えているそうです。

ただし住宅ローンは、割安な変動金利で借りた人が60.3%と非常に多く、現在の超低金利政策が終了した際には、金利が高騰することで住宅ローン支払いに追われる可能性も否定できません。

 

現在、マイカーローン、住宅ローンとも金利が非常に安く、グレードの高い高価な商品を選択することが可能です。また現状、住宅ローン減税の効果が大きく、とても強く住宅購入が後押しされていると思います。これだけ強く背中を押されてしまうと、賃貸住宅から持ち家にスライドする人達が多く発生することは、容易に理解することができます。

 

しかし、ある資産運用本によりますと、資産家になりたいのであれば、車の購入価格上限は持っている資産の1%まで、住宅ローンは年間現金所得の2倍以内まで、とかなり厳しい条件を示しています。

これに当てはめると、40代男性の平均年間現金所得は470万円なので、940万円以上の住宅ローンを持つべきではないとなり、頭金が用意できない場合には、立地の悪い中古住宅に手が届くかどうかということになります。また40代の平均貯金額は200万円なので、家を購入してしまうと資産がマイナスとなり、車を持つことはできないことになります。

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