政府は2018年に3119万人だった訪日客を、2020年に4000万人に増やすという目標を掲げています。2019年上半期の1663万人を単純に倍にしたら、2019年実績は3326万人となり207万人増(6.6%)となります。しかし、これではオリンピック効果があっても4000万人(20.2%増)への到達は難しいのではないでしょうか。
2019年上半期訪日客
人数 | 前年同月比 | ||
全体 | 1663万人 | 4.6% | |
増加 | 中国 | 453万人 | 11.7% |
タイ | 68万人 | 12.7% | |
ベトナム | 25万人 | 30.3% | |
減少 | 韓国 | 386万人 | -3.8% |
台湾 | 248万人 | -1.0% | |
香港 | 109万人 | -1.1% |
2019年1月に訪日ビザの発給要件を緩和した中国は、大きく伸びたそうです。また伸び率10%台のタイ、30%台のベトナムにも可能性を感じます。一方、韓国は政治的な対立もあり、-3.8%と比較的大きな下落幅となっています。
記事には来訪客の4割を占める、韓国、台湾、香港からのリピーター獲得が必要とありますが、これは3国に限らず難しいと思われます。世界から見て日本は「1度は訪問したい国」でしかありません。
円安で訪問しやすい=ハイグレードな衣食住を安価に楽しむ。20年前まで日本人が韓国に行って楽しんでいたことを提供していく必要がありますね。