ATM【溝口】

世界全体でのATMの設置台数が初めて減少したそうです。最も設置台数が多い中国は69.0万台で前年比6.8%減、2番目に多い米国も43.4万台で0.9%減、3位のインドは増加したものの伸び率は鈍化、4位の日本は20.2万台で0.2%減となったそうです。

中国はQRコードによるキャッシュレス決済の急速な普及がATM設置台数の減少に繋がり、米国は銀行支店の閉鎖が要因のようです。また日本はコンビニATMの普及により需要が飽和しており、金融機関によるATMの相互開放により減少が進んでいるようです。また金融機関店舗数も世界全体で2.8%減少しているそうで、米JPモルガン・チュースなどは5年前より11.0%も減少したそうです。

 

現金の取り扱いは、ビジネスにとって負担以外の何物でもありません。札の真贋確認、保安、数量の数え間違えを防ぐにはコストがかかり、キャッシュレスの手軽さには敵いません。

これは国レベルでも同じです。日本円全体における、通貨の製造、運搬、保管、交換、廃棄、など一体どれくらいのコストが掛かっているのでしょう。

 

現金をゼロにすると問題が起こると思いますが、一般的な使用方法ではキャッシュレスが適切だと感じています。特に交通機関に乗る際に、切符を買わずに乗れるのは革命的でした。東京のような複雑怪奇な路線図では一体いくらの切符を買えばよいのか、本当に解り難かったです。今ではイコカをかざし入場して同様に退場するだけです。料金が不足していたらゲートが閉じ、少し恥ずかしいですが(笑)

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